コラージュフルフル-アトピー痛い！悪化する？使っちゃいけない本当の理由

コラージュフルフルを「使ってアトピーが悪化！」「使っちゃいけない」その訳を公衆衛生や皮膚科学を学んだアトピー美容師が解説します。

先に結論からお話ししましょう。コラージュフルフルはアトピーに使用するシャンプーではありません。脂漏性皮膚炎には有効です。その理由からお伝えしましょう。

アトピーが悪化して当然といえば当然です。お肌には良性菌というバリア機能を保持する常在菌が存在しているからです。コラージュフルフルは殺菌力が強いシャンプーです。

良性菌(常在菌)のバリア機能も殺菌してしまいアトピー肌には向きません。

コラージュフルフルでアトピーが悪化する理由

上記のようにアトピー肌はお肌のバリア機能が低下し、乾燥気味の方が多いでしょう。はっきり言って「コラージュフルフル」は使ってはいけません。

アトピー肌がなぜ悪化するのか？ ポイント３つ

上記で申し上げましたがコラージュフルフルは「頭皮の痒み(脂漏性)」には殺菌力がある為、適しています。

1. コラージュフルフルは脂性のかゆみやフケ症に有効
2. アトピー肌とは真逆です
3. アトピーにはコラージュフルフルは沁みる場合がある

医薬部外品の薬効が厚生労働省で認められたミコナゾール硝酸塩やピロクトンオラミンが配合された「脂漏性のフケ」や「脂漏性皮膚炎での痒み」に対応されたシャンプーだからです。

しかし、アトピー肌は「脂漏性」とは真逆です。どちらかというとバリア機能を失った乾燥肌でしょう。

殺菌しては真逆になります。本来のお肌の常在菌を活かしてあげなければなりません。

アトピーの場合には余分な界面活性剤が入っていない「石っけん素地シャンプー」や「湯シャン」

アトピー肌はシャンプーの選択を誤るとかゆみが止まりません。

それに治りにくいですよ。

コラージュフルフルの成分特性

コカミドプロピルベタインは入っていないのですがコラージュフルフルはミコナゾール硝酸塩やピロクトンオラミンの医薬部外品成分が主成分です。

ミコナゾール硝酸塩やピロクトンオラミンは抗菌作用や殺菌作用があるため・フケ・かゆみ・ニオイと頭皮に問題がある方が使用されて良いのですが使い続けることはおすすめできません。

皮膚の常在菌(良性菌)まで殺菌するためです。頭皮の問題が解決したら他のシャンプーへ切り替えましょう。また、脂漏性皮膚炎の方へは有効ですが皮膚科専門医の支持のもと使用しましょう。

コラージュフルフル

コラージュフルフルにはアトピーに合わない成分が入っている

成分名	作用	適用	アトピー肌へ反応
ミコナゾール硝酸塩	雑菌の繁殖を抑える	抗真菌剤	不適/乾燥/沁みる
*ピロクトンオラミン	雑菌やフケを抑える	殺菌抗菌剤	不適/乾燥/沁みる
⁂ベタイン系界面活性剤	刺激は弱いが洗浄力 殺菌力がある	両性界面活性剤 合成界面活性剤	保湿性はある/洗浄力 バリア機能の破壊
⁂【DEA】ヤシ油脂肪酸 ジエタノールアミド	洗浄効果/泡立ち	発泡剤/安定剤	かゆみ アレルギー
⁂【PG】プロピレングリコール		防腐剤/乳化剤	かゆみ アレルギー

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＊一部参考：「シャンプーに含まれるピクトオラミンが接触性皮膚炎の主な原因と考えられた２例」
*兵庫県立加古川医療センター皮膚科主任：足立厚子部長
*西岡皮フ科医院、加古川市

コラージュフルフル-アトピー痛いヒリヒリする

コラージュフルフルはアトピー用のシャンプーではないため「痛い」「ヒリヒリする」という声があります。

実際に私も使ってヒリヒリした経緯があります。コラージュフルフルは脂漏性皮膚炎用の成分が配合されたシャンプーだからでしょう。

アトピー肌は皮膚のバリア機能が乱れているために「ミコナゾール硝酸塩やピクトオラミンが沁みるせい」だと言えます。

薬用シャンプーでもようような種類があるため、使用には成分表示をみて成分の特性を見極めなければなりません。

コラージュフルフル-アトピー悪化 まとめ

・コラージュフルフルは脂漏性の痒みやフケには有効である

・アトピーは乾燥肌で肌のバリア機能が低下しているために向かない

・要するに殺菌力が強いという事です

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本記事はコラージュフルフル-アトピー痛い！悪化する？使っちゃいけない本当の理由についての解説記事です。