ラウロイルメチルアラニンNaアミノ酸系洗浄成分の安全性を解析します。アミノ酸シャンプーに配合される界面活性剤(洗浄成分)です。ラウロイルメチルアラニンNaは安全性は高い方です。またはココイルメチルアラニンNaともほぼ一緒です。
しかし、似ている成分のラウロイルメチルアラニンTEA、ココイルメチルアラニンTEAなどもアミノ酸系の洗浄成分ですが、このサイトで何度も言ってるようにTEAはトリエターノルアミン化することで毒性がまします。
Naはナトリウムなので塩基で安全ですがアミン化することにより敏感肌やアトピーの方は注意が必要です。アミノ酸界面活性剤だからといって全てが安全ではありません。美容師の実体験で皮膚科医の診断に基づく。
成分名 | 安全性指標 | 医薬部外品名 | 界面活性剤の分類 |
---|---|---|---|
ラウロイルメチルアラニンNa | D | ラウロイル-β-アラニンナトリウム液 | アミノ酸系界面活性剤 陰イオン界面活性剤 |
アレルギー性 | 中 | 敏感肌、アトピー肌には可能性が 否めない |
★★★☆☆ |
刺激性 | 低 | 比較的にアミノ酸成分の中ではマ イルド |
★★☆☆☆ |
洗浄力 | 高 | アミノ酸の中では洗浄力に優れる さっぱり系のアミノ酸界面活性剤 |
★★★★☆ |
泡立ち | 良 | 泡立ちも良いのが特徴的でクリー ミーな感じ |
★★★☆☆ |
テクスチャー | 良 | 指とおりが良い | ★★★☆☆ |
★五段階で成分の指標を表示します。【★低い/弱い】➡【★★★★★高い/強い】
成分指標基準:当サイト監修者の美容師(美容家)メリーPoPo氏、佐川博之氏
(元薬品会社/化粧品会社勤務)による専門家による体験と研究による指標とします。
C. シーどっと Beauty編集部
ラウロイルメチルアラニンNaとココイルメチルアラニンNa 違い
ラウロイルとココイルの違い
ラウロイル | = | ココイル |
---|---|---|
ラウリン酸アシル ラウリン酸=ヤシ油脂肪酸 |
= | ココナッツオイル(脂肪酸) ヤシ油脂肪酸 |
酸化しにくい脂肪酸オイル | 表現の違い | ココナッツオイル=ラウリン酸 |
厳密に分けるとラウロイル の方が不純物が少ない |
> | ☚洗浄力や泡立ちの良さ |
ラウロイルとココイルはほぼ同じと考えて良いでしょう。ラウロイルの方が微妙に、泡立ちや洗浄力が高く不純物も少ない。
ラウロイルメチルアラニンNaとTEAの安全性や刺激性の比較
ラウロイルメチルアラニンNaナトリウムとTEAトリエタノールアミンの比較です。ラウロイルメチルアラニンの場合アミノ酸系なのでほぼ刺激性はありません。
しかし、刺激性はありませんがナトリウムからトリエタノールアミン化する事で敏感肌の皮膚へはあまり好ましくない。実際に私はアレルギー反応が生じます。
ラウロイルメチルアラニンNaの毒性
ラウロイルメチルアラニンNaは毒性は報告がみられません。が、上記でもあげたようにトリエタノールアミン化(TEA)することにより毒性が増すと考えられます。
不思議ですね。同じアミノ酸の界面活性剤でもナトリウムNaからトリエタノールアミンTEA(アンモニウム)化することでかゆみが生じるのですからね。
敏感肌やアトピー、お肌の弱い方へはトリエタノールアミンTEAは避けた方が宜しいでしょう。
ラウロイルメチルアラニンNa(ナトリウム)でしたら問題ないでしょうが、個々により体質やアレルギー反応は違いますから皮膚科医の支持にしたがうことにしましょう。
ラウロイルメチルアラニンNaの泡立ちや洗浄力
ラウロイルメチルアラニンNaの泡立ちや洗浄力や使用感のグラフです。ほぼシャンプー剤の場合は単独で使用される事はありませんが、ラウロイルメチルアラニンNaを主の洗浄成分としているシャンプーに関する使用感と想ってください。
主な洗浄成分とは水の次に成分表示してある界面活性剤としましょう。
アミノ酸系界面活性剤の中では比較的さっぱり系の洗いごこちです。泡立ちは良い方ですがシャンプー解析サイトにより評価はまちまちです。
美容師として使用した指標としましょう。アミノ酸系のシャンプー洗浄成分のなかでは粘度も少なくテクスチャーのさらさらしている感があります。
洗いあがりもさっぱり系で毛髪もサラサラ系のアミノ酸界面活性剤です。ですので、良くベタイン系の洗浄成分とブレンドされる事が多いラウロイルメチルアラニンNaです。
ラウロイルメチルアラニンNaはアミノ酸洗浄成分の中でも上質な界面活性剤に入るでしょう。
ラウロイルメチルアラニンNaの入ったシャンプー
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