ラウロイルアスパラギン酸Na-シャンプー化粧品原料成分の安全性を解説

ラウロイルアスパラギン酸Naの効果効能とは、どんな界面活性剤ですか？薬用シャンプーや医薬部外品にも配合されているアミノ酸系の洗浄成分です。医薬部外品名は「N-ラウロイル-L-アスパラギン酸ナトリウム液」ボディーソープやコンディショナーにも使われている比較的に安全性に問題の無い界面活性剤です。その他の化粧品や洗顔フォームなどにも配合されている洗浄成分です。

成分名	安全性指標	医薬部外品名	界面活性剤の分類
ラウロイルアスパラギン酸Na	C	N-ラウロイル-L-アスパラギン酸 ナトリウム液	合成界面活性剤 アミノ酸系界面活性剤 陰イオン界面活性剤
アレルギー性	低	個人のコンディションによる	★☆☆☆☆
刺激性	低	粘膜や赤ちゃんへの刺激も少ない	★☆☆☆☆
洗浄力	中	皮脂を落とし過ぎずサッぱりとした洗いあがり	★★★☆☆
泡立ち	中	ほどほど適度な泡立ち	★★★☆☆
テクスチャー			★☆☆☆☆
PH	弱酸性	ペーハー3,5～6,0	★★☆☆☆

ラウロイルアスパラギン酸Na-成分効果

ラウロイルアスパラギン酸Naの効果や特徴としてシャンプーの泡立ちや洗浄力のバランスがとれた効果を持ちます。しかし、泡立ちはやや控えめでシャンプーに使用された場合には単体で使用される事は無く、泡立ちの良い界面活性剤と共にブレンドされていることが多い洗浄成分です。

ラウロイルアスパラギン酸Naはアミノ酸系界面活性剤の中でも生分解性に優れ、赤ちゃんにも安心してお使いになれるでしょう。

しかし、シャンプーやボディーソープの場合には一緒に入っている他の洗浄成分には注意が必要です。単体でのラウロイルアスパラギン酸Naは粘膜への刺激性も少なく、髪や頭皮の油分を取りすぎない為、メリットがデメリットになる事もあります。

ラウロイルアスパラギン酸Na-phペーハー

ラウロイルアスパラギン酸Naのペーハーはアミノ酸系で弱酸性です。弱酸性とはお肌に近いphです。

中性がPH７を基準として、弱酸性は約ph3,5～6,0前後と考えられます。

アルカリ性が強くなるほど皮脂や汚れが落ちやすくなります。逆に酸が強くなるとお肌のタンパク質が溶けてバリア機能が失われてしまいます。

ですから、シャンプーやボディーソープにおいては弱酸性から中性の洗浄成分がお肌への負担が少なく優しいという事になります。

ラウロイルアスパラギン酸Naのphはアミノ酸洗浄成分の中でもちょうど真ん中でお肌に適したペーハーでしょう。

ラウロイルアスパラギン酸Na-洗浄力

ラウロイルアスパラギン酸Naの洗浄力はアミノ酸系界面活性剤のなかでもマイルドですがさっぱりと洗いあげます。PH(ペーハー)はph4,0～6,5のお肌に優しい弱酸性です。

アミノ酸洗浄成分の特性として皮脂を落とし過ぎない洗浄力ですが、シャンプーの場合は洗浄力の弱い界面活性剤と洗浄力のある界面活性剤が両方ブレンドされています。

ラウロイルアスパラギン酸Naが水の次や全成分の上位に入っているシャンプーは比較的、高品質なシャンプーといえるでしょう。

ラウロイルアスパラギン酸Na-泡立ち

ラウロイルアスパラギン酸Naの泡立ちを他のアミノ酸系洗浄成分と比較検証した独自グラフです。

ラウロイルアスパラギン酸Naはアミノ酸系洗浄成分の中でも比較的、中くらいの泡立ちです。単品でシャンプーやボディーソープに使用されることはありません。

しかし、ラウロイルアスパラギン酸Naは硬水(ミネラル分を多く含む水)においては泡立ちにくい特性があり海外の硬水下で使用されることはないでしょう。

 

ラウロイルアスパラギン酸Na-メリットとデメリット

ラウロイルアスパラギン酸Naの効果メリットとデメリットを以下のように美容師のシャンプー使用感や調査結果からのデータ独自指標です。主洗浄成分にラウロイルアスパラギン酸Naが使用されている場合です。

ラウロイルアスパラギン酸Na-シャンプー化粧品まとめ

ラウロイルアスパラギン酸Naの安全性はアミノ酸洗浄成分のなかでも刺激性が少なく安全性に問題がありません。比較的に高価な洗浄成分としてミドルクラスのシャンプーに配合されています。

実際に美容師として、敏感肌で手荒れや職業性接触性皮膚炎での皮膚科診断でも私の場合にはアレルギー反応はなかったアミノ酸界面活性剤です。

以下にラウロイルアスパラギン酸Naが配合されているシャンプー剤をまとめましょう。

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